ActivePerl 5.10でMovable Typeの動作環境を作る

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以前、「Win32版ApacheでMT環境を構築する際の注意点」や「Win32版Apache+FastCGIでMT環境を構築する」という記事でWindowsでMovable Typeの動作環境を作る話を書きました。
が、そもそもActivePerlインストール直後の状態では不足のモジュールがあり、Movable Typeを動作させるという最初の段階で、これらをインストールする必要があります。
またActivePerl 5.8やActivePerl 5.10など、バージョンによってその方法も異なってきます。
そこで、今回は、ActivePerl 5.10を使ってMovable Typeの環境を構築する場合にインストールするモジュールを整理しておきたいと思います。

前提条件

ここで紹介する方法は、次の条件に一致する場合に限定されます。

  • ActivePerl 5.10 がインストールされていること。
  • Movable Type 4.23 をインストールしようとしていること。
  • 利用するデータベースはMySQLかSQLite3

Movable Typeについてはある程度バージョンの差異があっても問題ない可能性がありますが、ActivePerlについては、5.10限定の情報となります。

Movable Type 4.23

ppmを用いて、一気に環境を整えることができます。コマンドラインで次の通りに実行してください。

ppm install http://cpan.uwinnipeg.ca/PPMPackages/10xx/DBD-mysql.ppd
ppm install http://cpan.uwinnipeg.ca/PPMPackages/10xx/Crypt-DSA.ppd
ppm install http://www.bribes.org/perl/ppm/Image-Magick.ppd
ppm install Mail-Sendmail

これだけで一通りの環境がそろいます。ppm万歳です。

Movable Type Enterprise 4.23

Movable Type Enterpriseでは、いくつか追加のモジュールが必要です。
まずは追加で次の通りに実行してください。

ppm install http://cpan.uwinnipeg.ca/PPMPackages/10xx/Net-SSLeay.ppd

このモジュールのインストールはいくつかの質問に答える必要がありますが、初回インストール時であれば、すべて[yes]で問題ありません。
残りは次の通りに実行してください。

ppm upgrade DBD-ODBC
ppm install http://cpan.uwinnipeg.ca/PPMPackages/10xx/IO-Socket-SSL.ppd
ppm install perl-ldap

これでMovable Type Enterprise の追加機能であるOracle 10gやSQLServer 2005のサポートやLDAPのサポートが利用できるようになります。

いざ、まとめてみるとあっさり短いので焦ります。。。
とはいえ、このテのリソースは、なかなか最新のものにたどり着けなかったりするので、よろしければお役立てください。