前回に引き続きWin32関係のネタを書いていきます。
前回Windowsのデバッグ用ツールDebugViewを用いてApacheのエラーログをリアルタイムに見ることができるようにしてみましたが、Movable Typeのログも見れると開発者的には便利だったりします。
そこで、今回は前回の応用ということでMovable Typeのログをリアルタイムに見るためのプラグインを紹介したいと思います。
DebugViewのインストール方法など事前の用意については、前回のエントリーを参照してください。
準備
今回はPerlのモジュールWin32-API-OutputDebugStringが必要になりますので事前にインストールしてください。
ActivePerlではppmを用いて容易にインストールできます。
ppm install Win32-API-OutputDebugString
Win32DStrプラグインのインストール
今回紹介するプラグインは、Win32DStrプラグインです。
ダウンロード: win32dstr.zip
ライセンス: Apache 2.0
Win32DStrプラグインはMTのログをWindows APIであるOutputDebugStringを使ってデバッグ出力を行うWindows環境専用のプラグインです。
zipアーカイブを解凍して「plugins」ディレクトリ内の「Win32DStr」ディレクトリを、Movable Typeインストールディレクトリにある「plugins」ディレクトリの下にコピーしてください。
作業後、Movable Type の操作メニュー(システム・モード)から 設定 > プラグイン を選択し、プラグインの一覧に「Win32DStr」が表示されていることを確認してください。これでインストール完了です。
Win32DStrプラグインを使う
あとは勝手にMTのログが流れてきます。
MT関連の開発やデバッグを行う場合には、MT::Logを使って追加のデバッグ出力をすることで、効率よくデバッグできるようになるかと思います。
もちろん実際にMTにログがたまっていますので、、、ログの肥大化にご注意ください。。。